巾木(はばき)とは?
- goodheartplanning
- 2022年9月9日
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巾木をご存じでしょうか?

家中の壁と床の合わさる箇所に取り付けられている仕上げ材のことを巾木といいます。
この巾木ただ何となく見た目の為に取り付けられているわけではありません。
巾木にもしっかりと役割があります。

施工上壁と床の間には隙間が生まれてしまいます。
これは収縮する木材同士のこすれによって床鳴りやたわみが
発生しないように作っている隙間です。
※しかし、すきまが開いたままだとホコリが壁内部にたまってしまうため、巾木が設けられています。

巾木が無く壁が床と接していた場合、掃除機やモップ掛けで
壁周りを掃除していると壁に汚れがついてしまう可能性があります。
それだけでなく、掃除機を長年壁に当て続ければ壁のボードが破損してしまう可能性があります。
壁を丸々補修となればクロス工事に大工工事と費用が掛かりますが、巾木があることで
破損した場合も巾木の交換のみで対応することができます。
巾木は壁の保護材としての役割も担っています。
ちなみに、壁と天井の間にも同じようなものが取り付けられている場合があります。
こちらは、巾木ではなく廻り縁と言います。
廻り縁には隙間を隠す役割の他にクロス同士の継ぎ目を目立ちにくくさせる役割があります。